舌の記憶

 

 

いつぶりかの、外食。
ブリトーがとてもおいしかったメキシコバーへ。

ランチのラストオーダーぎりぎりの時間に、お客さんが他に誰もいないのを見計らって入店。

夫はカツレツランチ、私はケサディーヤランチを注文。

久しぶりの店内での食事ということで、とてもそわそわしていたところ、スープが運ばれてきた。

大きなスプーンで一口すする。

とたんに、脳の奥が目頭が熱くなって、涙が出そうになった。
それはまさしく南米で食べていた味で、(厳密に言うと全く同じものを食べたわけではないのだけれど)

うまく言えないのだけれど、体がそれを覚えていて体全身で懐かしさを感じているのが分かる。

忘れかけていた南米の空気を一気に思い出した。

また海外へ行けるのは、いつになるのだろう。
それまで、少し日本で海の向こう側の空気を感じたいと思う。