夢の中の窓

  小さい頃は追いかけられるという同じ夢しか見なかったのに、最近はバリエーション豊かな夢を見るようになった。 多いのが窓から外を見るもの。 1つはこの前ここで話したカッパドキアとダージリンのまじった雪景色。そして、この間見た夢はイスタンブールだった。 木造の小さな本屋さんの2階に宿があって、私はそこに泊まって...

不完全で不公平で

  『九月二十七日 陽は部屋にゆっくり射して 畳にぼくの影が 樹とゆらぎ 網目の影とかさなる この時、ぼくは外に出た 見たまえ あの抱擁するような陽の光り 永遠の愛を 痛く何度叫んだか 草原に独り ただ独り ぼくは草になる 土になる かぎりない欲望に こころは迷う わざと曇した ガラス窓 曇した それでも ぼ...

PM 4:00 のできごと

  洗濯もののやわらかなにおいとはためく音、玄関前に並んだ植木鉢たち、水がまかれたばかりの芝生、家の隙間に降り注ぐ西日。 散歩した時のそういう日常を見て、とてもきれいだと思って、とても安心して、それからとても泣きたくなる。そこは私の家の近くだけれど、もしかしたら、あまり好きではない渋谷や新宿でも、そういった面...