少し前まで、嫌いな人を結構批判していたと思う。思う、ではなくて、していた。
と言うと、とても聞こえが悪いけれど。それでも、ソリが全く合わなかった人が同じジャンルで活躍して、自分と全く異なる意見を広めていると、何だかやっぱり面白くなかった。では見なければいいのに、とういう話だけれど、この情報社会、嫌でも情報は流れてくるものだ。
でもそれを私が言う権利なんて、どこにも無くて。
人のことをとやかく言う前に、自分のことをしっかりすべきであって。
それをせずに他人を批判するのは、ただ、自分が簡単に優位な立場に立てるように思うからであって。結局のところ何も変わっていないのである。
ただ土俵にも上がれず、ヤイヤイと野次を投げているだけのモブ的存在。
批判は多少なりとも羨ましいという気持ちもあるのかもしれなくて、うだうだとしている自分に気がついて自己嫌悪に陥る。
さらに他人を批判する事で、自分を追いつめていることに気がついていなかった。
という当たり前なことを分かっていても私は出来なかったわけで。
トゲトゲしい感情を彼らに向けたってしかたない。そんな時間があるのならば、自分の好きなことに時間を費やした方が良くて。
私がすべきなのは、本当に自分に必要なものを自分で選んで見ていかなければということ。