例えば、歩いていて、足に何かがぶつかって、何だろうと見に戻る。
蹴ったものが、なんでもないただの石ころだったりする。
それでも私は、”これは本当は誰かが大事にしていたもので、わざと道端に置いていたのではないか?”なんてことを心配してしまったりする。
そして1週間ほどは、その石ころについて考えてしまうのだ。
そんなふうに私はいつも、変な心配を変にしてしまう。
本当は、ひょうひょうと、あらがうことなく、自分なりに、どうどうと、生きている人になりたい。るきさんみたいに。
※ “るきさん”は高野文子氏の漫画「るきさん」の主人公