先週、姉と共に”おいしいごはんを食べる旅 その2”を決行。
朝6時30分家を出発して、成田へ。
驚いたのは出国手続きが機械になっていて、パスポートにスタンプが押されなくなってしまったこと。ちょっとだけ味気ないな…と寂しい気持ちになる。
ハノイのホテルに到着して一段落したのは、夕方4時。
そこから旧市街を少しだけ散歩をする。あいかわらずバイクがひっきりなしに走っていて、クラクションの音が響いていて。”あぁ、これこれ!”と思わず声に出してしまった。懐かしい、ベトナムの音。
バインミー、チェー、ベトナムコーヒー、ビアホイ…。本当はいろいろと楽しみたかったけれど時間と体力の限界で、結局フォーを食べてカフェでお茶を飲んで、コンビニでハノイビールとひまわりの種を買って、ホテルで少しだけ飲んでこの日は締めくくる。
翌朝4時に起床して、タクシーで空港へ。
バインミーを半分こして、8時発のシンガポール行きの便に乗り込む。
嬉しいことに予定よりも少し早く到着したので、お昼前に街に出ることができた。
実はシンガポールは初めて訪れる街だったのだけれど、噂通りのピカピカな街だった。新しいビル、新しいお店、新しい乗り物、新しく綺麗な街。
空調の効いている大きなビルの中には、シャネルやカルティエなんかのブランドショップが並んでいる。そしてなんとショッピングセンター内には滝があったり、川があったりするのだ。夜には毎晩、水辺や植物園でショーが行われている。
シンガポールは何だか、ディズニーランドみたいな遊園地の中にいるような、そんな街だった。ちょっとだけ”空虚”で”機械的”で”無機質”。これは私の勝手な印象なのだけれど。
その時々に垣間見る、出会う人や、ホーカーズ(フードコート)でごはんを食べる人々、ビルの合間で大きく育った植物達の方が断然魅力的だった。
もしもまたシンガポールに行くのなら、私はホーカーズでただひたすらにビールを飲んでサテーを食べていたい。歩く人、働く人、食べる人たちをただただ見ていたいと、そう思った。
ずっと食べてみたかったラクサを食べて、お土産を買って、夜8時の便に乗った。
翌朝すっきりと晴れている成田に無事到着。
今回、ベトナム一泊・シンガポール一泊という私の中で一番短い旅となった。
時間の経過がはやすぎて正直に言うと、”あまり覚えていない”。それでも数日たって、シンガポールの空港から市内へ向かうバスのチケットがポロリと出てきた時は、しみじみと”あぁ、本当に私たち行ったんだな”と思った。
それは姉も同じことを思っていたようで、なんだかおもしろかった。
さて、次はどこへ行こうかな。
*おいしいごはんを食べに