粛々と

 

年が明けた。

今年の年明けは集まりもなく、のんびり過ごすことができた気がする。
なんとなく、だけれど。

ここ最近は諦めたような吹っ切れたような、そんな気持ちの方が大きい。
2020年の始まりの時は、まだ憤りだけだった。次第に怒りに変わり、それから諦め。

一応、ずっと気をつけて生活をしている。

除菌グッズを持ち歩いて小まめに手を消毒。
実家にも、毎年会っていた高齢の祖母にも、昨年から会っていない。

友達とは1人だけ、マスクをつけながら広い空間で1時間ほどお茶をした(飲む時だけささっとマスクを外して)。
テイクアウトを利用していたりしている。
利用するお店はだいたい同じお店で、潰れて欲しくないと思っているお店。

それから自分の行動記録を残すために、
昨年末から箇条書き日記もつけ始めた。

遠くへは出かけていないけれど、外は結構歩いている。
陽に当たりにいったり、公園のベンチでのんびりしたり。
密になるところには行っていない。

ただ、私も含めて色々な人がいて「気をつけている」という一言でも人の数だけ種類があると思うし、定義もそれぞれ違うと思う。

私も気をつけている方だと自分でも思っているけれど、
それはもっと気をつけている人にとっては甘いかもしれない。

仕事については、”もしかしたら解雇されるかもしれない”という覚悟を持って。

思うことも、言いたいことも、怒りたいこともたくさんあるけれど、
できることをするしかないのだ、とそう思う。