ここしばらく、慌ただしい日々が続いていた。
あれをやって、これをやって、と。歩いていても、電車の中でも、ごはんを食べている間も、次やることを、今日しなければならないことを考えていた。ぎゅうぎゅうと音がしそうなほど、頭の中が展示のことでいっぱい。
日曜日の夜、展示の搬入を終えて、木曜日に展示が始まって、ようやく落ち着いて、こうして日記を書いているところ。
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そうこうしているうちに、いつのまにか1つ歳を重ねていた。
しばしば、自分のしていることに対して、これでよいのかと自問自答することがある。小さい頃からずっとそれを感じながら生きてきたけれど、歳を重ねるごとに考える時間がより増えていって、きっとこれからはもっともっと不安や葛藤、諦めることなんかも増えていくのだと思う。
私には人に自慢できる特別なキャリアもなければ、スキルもない。きちんとバリバリと働く人を眩しく思って、それでも私にその道はできなくて。そうするという選択肢も、2014年 春 とうに捨ててしまった。
それでも自分の為に選択したことは間違っていたとは思わない、ようにしている。
明日死んでしまうよりも、明日突然体が動かなくなる方が私は怖い。
だから私は今やりたいことを今やりたい。
書きたいことが思うことがありすぎて、ごちゃごちゃな文章に。
それでもとりあえずここに書き留めておく。
話はぐるりとひとまわりして。
初めての展示が始まった。今私がやりたかったことの1つ。
詰め込みすぎた感もあるけれど、色々な場所の空気を伝えたくて。
見て下さった誰かが、ほっとしてくれたりしたらとても嬉しく思う。