いつかの日曜日

  休日の朝。 駅近くのパン屋さんまでライ麦パンを買いに行く。 私はいつもぽかぽかと日の当る土手沿いを、てくてくと歩いて行く。 駅近くの土手沿いは芝生になっている。 そこにさしかかる時、私はいつも泣きそうになる。 だって、何だか幸せがあふれているのだもの。 お目当てのパンを買って、コーヒーを買って、飲みながら...

重いカーテンを開けたら

  寒さを感じて、目がさめた。 霧のような冷たい湿っぽさを感じ、 すぐに自分の部屋ではないと気がついた。 薄暗い室内。汚れが染み付いた絨毯。 何もないだだ広いガランとした部屋の真ん中に、 古い木製の二段ベットのが一つ置かれていて、 そして私はそのベットの下の段に寝ていたようだった。 重そうなグレーの色をしたカ...

生活をするということ

  毎朝コーヒーを淹れている。 会社でこっそりとサボテンを育てている。 公園でポタージュスープと野菜サンドのランチを食べている。 帰りに図書館へ寄り道をしている。 さらに寄り道をして、コーヒーを買って、会社へ戻る。 夕食を食べて、湯たんぽにお湯を入れて、眠りについている。 金曜日の会社帰りには時々、かすみ草を...